鹿児島の南南西約380km、沖縄本島と鹿児島の間に浮かぶ大小8つの
有人島と無数の無人島からなる”奄美群島”の中で最大の島が奄美大島です。
日本の島では、沖縄・佐渡島に次ぐ3番目の大きさです。
四季を通じて温暖な亜熱帯性気候にある奄美大島は、現在も島の80%以上が
山岳地帯で占められ、その自然の豊かさで世界自然遺産の候補にも挙がっています。
島の年間平均気温は20℃を超え、年間を通して緑が絶えない島でもあります。
大陸や他の島々から離れた環境のため、アマミノクロウサギ・ルリカケスをはじめ
アマミヤマシギ・キノボリトカゲ・ウケユリなど天然記念物や希少野生動植物、
固有種が大変多いことから、東洋のガラパゴスとも呼ばれています。
また日本で2番目の規模を誇る「マングローブ原生林」や、太古を思わせる大型の
木性シダ植物が群生する「金作原原生林」も自然の魅力の一つです。
陸から海に目を向けると、言わずと知れたコバルトブルーの大海原が広がり、
透明度の良さや島の周囲をとり囲むサンゴ礁、魚をはじめ水中動植物の多さなど
どれを取っても沖縄に勝るとも劣らないダイビングフィールドが存在しています。
近年、地球温暖化による水温の上昇・オニヒトデの異常発生などで失われ行く
サンゴ礁を少しでも守り、再生させる活動を続けていくのは私達ダイビング業者の
役目の一つと考え、地元の活動にも積極的に参加しています。